お墓についての豆知識

お墓を用意するにはどうすればいいの?

一つ一つ時間をおしまないで検討することが大切です。
家造りと一緒です。一生に一度あるか無いかの一大事業なのです。
お墓を建てるにはまず墓地を確保→石材店の選定→石の種類や形・デザインを相談します。


墓石はどのように選ぶの?

お墓にはさまざまな形があると思います。名称もお墓によって異なっていたりするのでそもそもそれらはどういったことなのかを知りたい。
「石」の持つ不変、不動からお墓には昔から石が用いられてきました。 仏教伝来の前、大昔から人間は亡くなった人を「葬る」という行為をしてきました。その上で目印のために木では腐食することから不変、不動の「石」をおいたのではないかという説があります。 そうして野辺の石から単純な長方形の石を置き、段々と形が変わり、現在の三段のお墓はお位牌を模し江戸時代に完成されたといわれていますが、詳しい資料は存在していないようです。
仏教の祖であるお釈迦様はお墓のことを何も書き残してはいません。 また、法律でもこの形でなければならないとは決まっていません。 ですから、お墓の形に決まりはないのです。 自分で気に入られた石や、形、ご予算で考えることが出来ます。

最近では、故人を偲ぶお墓としてその人をイメージしたお墓づくりや、お墓参りにいった際、亡くなった人との会話ができる場所として、また、自分の死後の住まいとしての死後の演出を自ら考える方も増えてきました。


生前に購入しても問題ない?

生前に自身のものを用意するなどお墓を買う時期などがわからないのでそれらの内容を知りたい。
生前にお墓をつくったり購入することは、全く問題ありません。 エジプトの王の墓といわれるピラミッドや秦の始皇帝を始め生前にお墓をつくることは昔から行われています。

お墓を購入する時期にも決まりはありません。 直近で亡くなった方がおられる場合は、一般的に四十九日忌やお彼岸、一年忌などの節目にお建てになる方が多いようです。

※ご注意 ・お墓は発注してからつくるケースが多いので、納期は1ヶ月から2ヶ月位の余裕を お持ちになった方が良いでしょう。


墓地だけ先に買っても問題ないの?

お墓は墓地と墓石にわかれると思います。墓地だけをとりあえず買っておくなどはできるのか?
墓地だけ先に購入することはできますし、問題はありません。
墓地によっては、その後何年以内に墓石を建てること等の条件がついているところが多いようです。


税金とかはどうなるの?

墓地も土地だと思うのでその場合に固定資産税などの税金がかかるのではないか?
「墓地を買う」という表現をしますが、実際には土地の売買とは違い、「お墓を建てる目的の為に使用権を買う」ということです。
また、墓地、墓石、仏壇やお位牌などは、祭祀財産といって一般の相続財産とは別に区分けされ相続税はかかりません。
生前に1億円のお墓を建て相続をしても相続税はかかリませんが、一般の資産とは違い売買をしての分割相続は出来ません。


購入したお墓はどう管理するの?

お墓の管理は霊園側がやることと購入者がやることなどがあると思います。
購入したものをどのように管理していくのかなどを知りたい。
お墓を建てることを目的に使用権を購入した墓所内は、他人がむやみに立ち入ることは一般的には出来ません。
ですから、草が生えたり墓所内が汚れたら自分で掃除をします。 お墓参りをし、故人と向き合う時間を大切に、亡き人を思いきれいにしてあげましょう。
草が生えたままで放置しますとよその墓地に種が飛んだり枯れ草が飛びご迷惑をかけることになりますのでご注意下さい。
定期的に有料でのお掃除を石材店に依頼する方も増えているようです。


お墓のお支払いはどういう流れになるの?

お墓の支払い方法はお店によって違いますが、注文時に代金の3分の1から半額程度を支払い完工後、残金を支払うというケースが多いようです。


お墓はどうやってメンテナンスするの?

お墓のメンテナンスなどについて知りたい。

最近のお墓はほとんどが御影石と呼ばれる花崗岩が使われています。 花崗岩は硬く磨くと綺麗なツヤが出ますが、鉱物の集合体ですので微細な隙間があり水分を吸収しますので、シミの原因である油分(ワックス)や家庭洗剤などを使用しないでください。お掃除には真水をたっぷり含ませた柔らかい布やスポンジ等で優しく水洗いし乾いたタオルなどで拭き上げるだけでも綺麗になります。また、汚れが落ちにくい角の部分や彫刻文字の中などは歯ブラシでやさしくこすることできれいになります。(彫刻文字の深さや形によっては墓石破損の可能性がありますのでご注意ください)

当然ですが自然な現象として経年変化があり、何十年も購入したときと同じではありませんが適切なお手入れとメンテナンスに依ってより永く光沢を保つことも可能です。

※ご注意
・お墓を磨くときには毛先の堅いたわし、金属ブラシなどはより多くの傷が付きますので使用しないで下さい。
・お供えにスチール缶など金属を置くと錆が染み込むことがありますので注意が必要です。
・ビールやお酒、ジュースなどもシミの原因となりますので石にはかけないでください。

 

どうしてもご自分で取れない汚れやシミ、目地の切れなどはご相談ください 。
また、頻発する地震などに対応する免振パッドや耐震接着剤による補強などもご相談ください。
石と石の接合部は接着剤の劣化を考慮し8~10年程度で メンテナンスが必要でしょう。大川石材店にご相談下さい。